2016年9月28日水曜日

<ラグビー部> 練習試合vs新潟商業

 9月24日(土)敬和学園高校グランドにて新潟商業高校との練習試合を行いました。試合は20分を一区切りとした形式を2セット行いました。天候は、前日の雨から一転し秋晴れのすばらしい天候になり、グラウンドコンディションも最高の状態でプレーすることができました。

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 試合前半では、先日の合同練習で確認した『接点の工夫』に重点をおいた試合展開を試みました。「試合レベルの強度になると練習のようにはうまくいきません」というぐらいに我々スタッフは考えておりましたが、選手たちは良い意味で期待を裏切ってくれました。選手全員が『接点』において様々な動きを駆使し、相手陣地に押し込むことに成功していたのです。

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 特にFW 3年 新田千馬の『接点』での動きには目を奪われました。体重約100キロの人間が、巧みなステップを使い相手選手を抜き去ったのですから驚きです。また『突破』だけでなく、味方選手からボールをもらい次へとつなぐ、『フォロー』の動きも率先して行っていました。彼のように体重が重く、スクラムやラインアウトを得意とした選手が、フィールドプレーにおいて活躍することは、チームに大きな影響を与えてくれます。前半で得点は獲得できなかったものの、チームに勢いがついたように感じました。前半は相手チームを自陣に寄せ付けない試合展開に進めることに成功しました。

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 試合後半では、開始早々に試合展開が大きく動きます。FW新田の突破から、細かいパスでつなぎ最後はCB妹尾が飛び込みトライ。SH齋藤の突破からSO飯塚につなぎトライ。と立て続けに得点を獲得することに成功しました。その後もトライを追加することにも成功。トライ後のコンバージョンキックでもSO飯塚のキックがさえわたり、この試合でのキック成功率100%という驚異の数字をたたきだしました。彼のキックも、今後このチームで重要になってくる予感がします。

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 今回の練習試合では『練習でしてきたことが試合でできた』という点が非常に大きいと感じました。それは選手の試合後の表情、反省での意見から伺えることができました。この高いモチベーションと集中力を継続して、花園予選に向けた準備を行っていきたいものです。



2016年9月23日金曜日

<ラグビー部> 活動報告 『中条高校と合同練習』

合同練習 
 9月22日(木)祝日を利用して、敬和学園高校グラウンドにて、中条高校との合同練習を行いました。天候は雨のためグラウンドコンディションが悪い状態でしたが、選手、マネージャー、スタッフ全員が高い集中力をもって合同練習に臨みました。

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正面からぶつかる

 

 今回の練習では主に人と人とがぶつかり合う『接点』の部分を中心に練習を行いました。ラグビーのイメージとして「男と男の体が激しく正面からぶつかり合い、突破を図る」というイメージが強いですが、敬和学園ラグビー部では『正面から相手にぶつかる』という戦術はあまり有効ではないと考えています。特に敬和学園の選手は他の高校の選手と比べて体のサイズが小さいこともあり、この『正面から相手にぶつかる』ということで逆に押し返されてしまうというケースが多々あり、我々がボールをもって押し込むということは困難になります。

 

 

 

ぶつかる接点を直前でずらす

 そこで『相手との接点を工夫する』ということが大切になってきます。ボールを持った際、闇雲に相手に向かって正面からぶつかるのではなく、相手にぶつかる寸前まで見定め、ぶつかる接点を横か斜めずらす。ぶつかる前に2,3歩ステップを踏み相手の重心が動いたところを狙う。といったように、真っ直ぐの動きだけでなく、ぶつかる瞬間にずらす、左右の動きを入れる、ということで正面での接点を避けることができます。正面での接点を避けることにより、次の選手にスムーズにボールを渡すことができ、結果的に相手陣地に押し込むことが可能になります。

 

 

 

 このチームでは『相手との接点の工夫』が花園予選での鍵を握るプレーだと考えています。彼らの試合、また他のラグビーの試合でも、ぜひこの相手とぶつかる瞬間『接点』に注目してみてください。

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今後の予定

  9月24日(土) 練習試合     vs 新潟商業 @敬和グラウンド

 10月23日(日) 花園予選開会式  @新潟市陸上競技場11:15~

 10月24日(月) 花園予選第一回戦 vs 長岡工業 @鳥屋野運動公園12:30~



2016年9月21日水曜日

<ラグビー部> 活動報告 『コベルコカップ』

0921_ru01コベルコカップ報告

 7月28日~31日にかけて、聖地菅平でコベルコカップが行われ、2年生の飯塚光汰が北信越選抜チームに選ばれ、先発メンバーとして大会に参加してまいりました。
 6月に行われた、交流大会では体調を崩し、大会2日目は参加できず、不完全燃焼だった為、「今大会ではレベルの高い選手の中で自分の力がどれだけ通用するか楽しみ。」と意気込んでいました。

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 二日目、29日予選リーグでは一試合目の相手は近畿ブロック!近畿の猛攻に対し、果敢にタックル!またタックル!とディフェンスで活躍しましたが、結果は

負 近畿ブロックVS北信越ブロック 17-10(前半 12-5 後半5-5)

オフェンスではFWが最後までラックサイドをこだわることができず、得点できなかったシーンが何度もあり、初めの失点がそのままの得点差になり、惜敗。


 二試合目の相手は東海ブロック!一試合目近畿戦の反省を生かし、FWで徹底的に勝負し、スクラム、ラインアウトもコントロールし、I・Kもpick goでゲイン!優位に試合を展開し、結果は

勝 北信越ブロックVS東海ブロック 31-7(前半 17-0 後半14-7)

一勝一敗で二日後は、各予選リーグ2位のチームでリーグ戦を戦うことに。

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 三日目はコベルコスティーラーズのOB選手の皆さんによる、FW、BKに分かれての技術指導が行われました。夕方はOB選手のみなさんから貴重なお話を頂きました。
 コベルコスティーラーズのOB選手   山本翼さんからお話があり、ご自身も高校時代は少人数校に所属していたそうですが、「諦めずにチャレンジしてきた結果ここまで来ることができた。自分の可能性を潰さないで次のステージでもラグビーを続けてほしい」と選手たちにお話していました。

 

 

 四日目は2位同士でのブロック戦が行われました。一試合目、6月の交流大会で勝っている中国ブロックが相手でしたが、

負 北信越ブロックVS中国ブロック 5-10(前半 0-5 後半5-5)

次の試合、東北ブロックには果敢に相手ディフェンスをラインブレイクする突破を見せますが、

負 北信越ブロックVS東北ブロック 0-12(前半 0-5 後半0-7)

ラインアウト、スクラムとFW戦で負けてしまい、トライをとりきることができずに、完封で負けてしまいました。

 

 

0921_ru15 四日目のリーグ戦は悔しい結果に終わりましたが、彼の積極的なプレーが評価され、年明け大阪・東大阪市花園ラグビー場で行われる「第9回U18合同チーム東西対抗戦」の東軍のメンバーとして出場することが決定致しました!(第96回全国高等学校ラグビーフットボール大会準決or決勝の前に行われます。規定上、少人数校は全国高校大会に出場できないため。)

本人も花園での試合に向け、また花園予選に向けて決意新たに練習に取り組んでいます!今後の飯塚の動向にもご注目下さい!

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2016年9月20日火曜日

<ラグビー部> 活動報告 『下越ラグビーフェスティバル』

下越ラグビーフェスティバル 
 今年も下越ラグビーフェスティバルの季節がやってまいりました。9月3、4、10日に下越地区の高校を中心に集まり、ラグビーの普及活動を行うと同時に、各高校のレベルアップを目的とした行事です。
0916_ru44 下越ラグビーフェスティバル初日は講師に二ノ丸友幸氏を開志国際高校にお招きしてのプログラムです。例年には見られなかった新たな試みに、選手スタッフ一同気合を入れて臨みました。
 午前中は教室を使い、学校の授業のような形で講義を行いました。この講義では、ラグビーの練習に対する意識についてお話されていました。「自主的」と「主体的」の違い、意識一つで練習の密度が変わってくることなど、私たち指導者が普段の練習で言葉に表しにくく、あやふやにしてしまっている部分をわかりやすく、的確に教えていただきました。また生徒たちの間では「ラグビーだけでなく学校生活や寮生活でも同じことが言えるのではないか」との反省も出ていました。この講義で学んだことが今後どのように生かされるか楽しみです。

 

 

 午後はグラウンドにて『ハンドリング』メニューの講習を行いました。このハンドリングメニューでは以下のキーワードを意識し取り組みました。

0916_ru31①     アーリーキャッチ

②     スペースパス

③     タイミング

④     ビジョン

⑤     フォロースルー

⑥     ネックターン

 パスをもらって味方の選手にパスを出すという単純な練習ですが、計6つにもなるキーワードを意識し行うため、非常に難易度の高い練習となりました。上のキーワードを意識して行う選手と行わない選手とでは、練習の質が違い、また試合での結果に大きく関わってきます。また敬和の選手にとって、この「意識」という部分に関して大きな課題が見られる一日となりました。まずは一つ一つと段階を踏んでもう一段上のステップを目指しましょう!

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ラグビーフェスティバル2日目 
 9月4日は、開志国際高校の人工芝グラウンド、10日は新発田カルチャーセンターで試合形式の練習を行いました。下越地区を中心とした6校が集まり、20分区切りで各高校が試合を行っていきます。敬和は合同チームでの参加です。
 合同チームでは、普段一緒に練習をしているチームメイトとは違う人とチームを組んでプレーをしなければなりません。そのため、単独チームよりも攻守の連携が難しくなります。また人数状況やチーム事情によって不慣れなポジションもこなさなければなりません。選手によっては「今日が初対面です」「はじめまして」といった場面もみうけられました。
 そんな中で、今日のテーマ。それは「コミュニケーション」でした。ウォーミングアップ前、選手は各高校ごとに固まってのストレッチ。その状況を打破したのが敬和学園の妹尾でした。彼を中心とした敬和学園の積極的なコミュニケーションがあったためか、各高校が自然な形で入り混じり、非常にいい雰囲気で取り組むことができました。

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0916_ru40 そして、この積極的な「コミュニケーション」の効果は試合の場面でも観ることができました。相手陣地22メートル付近での攻撃の場面。FWの選手がボクシングのジャブのように、何度も突破にチャレンジ。FW陣が体を張り、空いたスペースを逃さなかったSO飯塚の突破から、オフロードでCB妹尾につなぎ、そのままトライ。この場面、トライした妹尾に対して、敬和の選手だけでなく、各校の選手も集まり、共に喜びを分かち合っていました。この場面だけでなく、攻守にわたりこの「コミュニケーション」によって生まれたプレーは数多くありました。「コミュニケーション」の重要性が選手全員が認識できた一日となりました。
 今回のラグビーフェスで培ったものを糧に、花園予選に向けてチーム一丸となって頑張りましょう。また遠路はるばる応援に来てくださった保護者の皆様ありがとうございました。これからも暖かいご声援よろしくお願いします。

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2016年9月16日金曜日

<ラグビー部> 活動報告 『菅平合宿2016』

 7月29日~8月1日までラグビーの聖地長野の菅平高原にて合宿を行いました。芝のグラウンドでの練習や菅平高原ならではの涼しい気候など、普段とは違った環境に、生徒たちは目を輝かせながらラグビーに取り組んでいました。

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 今年の合宿のテーマは集中力の「強化」と「コントロール」。毎年お世話になっている「四季の宿まさき」で朝の起床から夜の就寝までの宿舎生活。
 午前、午後と続くハードな練習試合を通じての集中力の強化。夜には集中力の「コントロール」に関する講習を行うなど、体を追い込むだけでなく、学校の授業のように授業を聞いてノートをとるといったスタイルも試みてみました。

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 この合宿での一年生の活躍、成長には誰もが驚かされました。常にボールをスピードに乗ってキャッチし、最前線での体を張る。ラグビーのプレー以外でも、食事の準備を率先して行う、早めに集合し練習の準備をするといった彼らのチームに対する「気遣い」は、チームに大きな影響を与えてくれました。

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 頭と体と心をフル回転させた今回の合宿は、ラグビーを通じて彼らの生きる力を養えたことに、手ごたえを感じました。後期から彼らの学校生活、寮生活、部活での活躍に注目したいと思います。

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